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恵那市岩村町の富田地区は、一見すると何の変哲もない田舎町ですが、「農村景観日本一」の称号で知られます。
はっきり言って、どこがどう「日本一」なのかは分かりません。何しろ、同町出身の京都教育大学名誉教授・木村春彦氏が名づけ親ですからちょっとひいき目・誇張しているという気もします。しかし、氏曰く「古来からの日本農村の典型的な風景を残している」という風景を、高台にある展望台から一望すれば「うーん、なるほど」と実感するはずです。四方を丘陵に囲まれた小盆地に水田と畑が広がり、民家が点在する風景は、何の変哲もないようで、確かになかなか無い気もします。少なくとも私の口からは、確かに感嘆の声が出ました。

（ちなみに木村春彦氏は同町にある文化財「木村邸」の木村さんのようです）