穴場スポット、かくれたこの町のスポット☆
二条城のすぐ南側に神泉苑があります。平安京造営の時に造られた庭園で、桓武天皇以来、歴代天皇のお気に入りの行楽地となって、船遊びなどが盛んに行われたそうです。ここは弘法大師が雨乞い祈祷をした霊地でもあり、また義経が静御前と初めて出会った場所とも言われています。二条城の影に隠れているような感じの場所ですが、歴史的にはとてもおもしろい場所です。
静御前が神泉苑に来たのも、後白河法皇主催:白拍子100人雨乞いの舞大会(?)に出席するためでした。「義経記」によれば、99人の白拍子は雨乞いに失敗し、しかし最後に静御前が舞うとたちまち雨が降ったということです。
平安京大内裏の庭園として誕生した南北四百メートル、東西二百メートルの禁苑。湧出をやめず手がつけられなかった京都中央部の泉水池を、秦氏が当時の文明の粋を集めて風景式庭園に仕立てあげた。爾来千年にわたって小野小町が美しさを歌に詠み、空海が降雨祈願を奉じ、後白河さんの頃に祇園祭の縁起が生まれ、静御前と義経が出会った。
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